小学生におすすめのプログラミング言語3選をプロが解説
プログラミングとは、コンピュータがわかるように、コンピュータへの命令をプログラミング言語を使って書くことをさします。
そして、プログラミング言語は世の中に数百種類以上あるといわれています。
では、小学生から始める場合に適した言語はどれでしょうか?
この記事ではプログラミング教室を運営し、自らもプログラミングを独学で学んできた私が、上記の疑問にお答えします。
本記事では、小学生におすすめのプログラミング言語3つを紹介します。ぜひ最後までお読みください。
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そもそも小学生は何を目的にプログラミングを学ぶべき?
プログラミングを学ぶ目的について説明します。プログラミング言語に、実は年齢は関係ありません。
大事なことは、プログラミング言語を使って何を作りたいかです。
小学生にとっても、その子が何を作りたいかによって、学ぶ対象が変わります。
一方で、小学生に特有の問題があります。
それは、キーボードを使えるかどうかです。
多くのプログラミング言語は、「print `hello`」のように英語で打ちます。
すると、本の内容を打ち込もうと思っても、キーボードが使えないと難しいです。
そのため、小学生に限って言えば、作りたい作品の前に、キーボードが使えなくてもプログラミングで作品が作れる言語に挑戦するという方法もあります。
当然、キーボードの使い方はいずれ必要ですので、この機会に学ぶのもお勧めです。
プログラミング言語って一体何?
そもそもプログラミング言語とは何でしょうか。
コンピュータに作業させる必要があるのはなぜでしょうか。
それはコンピュータが人間よりも優れている部分があるからです。
例えば、単純作業を間違わずに何千回も繰り返すことが可能です。
そのため、人はコンピュータに命令する必要があります。
普段私たちが使っている言葉を、自然言語と言います。
自然言語で命令できるといいのですが、まだコンピュータは自然言語を完全には理解できません。
そのため、コンピュータでも誤解しないような言語で命令をする必要があります。
しかし、コンピュータは基本的に0と1しか理解できません。
また、「000010111」のように書く方法では、人間の方が理解できません。
そのため、「000010111」のように変換できて、人間が理解できる言葉が必要になりました。
それがプログラミング言語です。
つまり、コンピュータに命令するための言語がプログラミング言語になります。
小学生におすすめのプログラミング言語3選
数百種類あるプログラミング言語のうち、小学生にお勧めのプログラミング言語を3つ紹介します。
まず最初は、キーボードがまだ使えない子供向けのビジュアル言語と呼ばれる直感的に操作できる言語です。
1.Scratch(スクラッチ)
MITメディアラボと言う研究室が開発した言語です。
マウスを中心に、作品づくりに取り組むことができます。
見た目も楽しく単純そうですが、実は奥が深く、複雑な作品を作ることも可能です。
2.HTML
キーボードを打てるようになったら、お勧めの言語はHTMLです。
こちらは正確にはプログラミング言語ではなく、マークアップ言語と呼ばれます。
HTMLを使うとWeb上のHPを作ることができます。
HPは、子供も見ていると思うので、普段自分が見ているページを、自分で作る体験ができます。
コンピュータ上で表示されているものが、プログラミングで作られていることを実感するにもいい機会です。
たとえば、Googleのプログラムを表示してみます。
このように、HTML(他にも使われています)で表記されています。
もし子供がHPを作ることに興味があればHTMLから学習を始めてみることはお勧めです。
3.C#(Unity)
HPは実用的ですが、なかなか作りたいと思わないかもしれません。
普段遊んでいるゲームやアプリを作ってみたいと思う人も多いのではないでしょうか。
その人にお勧めなのはC#と言う言語です。
こちらはUnityと言うゲームエンジンと呼ばれる、ゲームを簡単に作れる便利なソフトのなかで使います。
Unityを使うことで、本来、キャラクターを表示するだけで膨大な量のプログラムを書かないといけないのですが
、本当に自分の作りたい部分に集中してプログラミングをすることができます。
Unityで作った作品は、Web上やMac,WindowsといったPC上、ゲームデバイス、iPhone,Androidなどのスマートフォンなど様々な場所で動きます。
プログラミング言語習得で気をつけることは?
プログラミング言語は、独学で学ぶことも可能です。
ただし、2つのデメリットがあります。
注意点1.やる気
1つは、やる気の問題です。
プログラミングは独学で学べるのですが、実は挫折する人が多いことをご存知でしょうか。
高いやる気がないと、独学でプログラミングを身につけることは難しいかもしれません。
そのため、塾に通うことで やる気を保ったまま学習を継続することができます。
実際、オンラインの動画授業だと修了率は6%程度であることが知られています。
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ただし、動画ではなく双方向で対話ができる授業形式にすることで、やる気がなくなってしまう事態を防いでいます。
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注意点2.効率
もう1つは、効率の問題です。
独学ですと、わからないところは自分で調べる必要があります。
もちろん、自分で調べる能力は必要なのですが、最初はどんな単語で調べればいいかもわかりません。
例えば、プログラミングをしていると英語でエラーが出てきます。
その際に、どのように検索をすればいいのか知っておかないと、自分で解決することは難しいです。
塾ですと、先生に聞くことができるため、効率よく学ぶことができます。
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